西中国山地自然史研究会 観察会
原生林バードウォッチング

【案内文】
初夏のブナ林では夏鳥たちがやってきて巣作りをはじめています.冬の間,東南アジアに渡っていたアカショウビンがやってくるのもこのころです.ちょっと早起きして,いつもと違う夜明けを迎えてみませんか?
開催日時:5月15日(土) 5:00
集合場所:芸北町 臥竜山雪霊水付近
準備:山を歩ける服装,弁当,雨具,双眼鏡,図鑑,メモ 等
講師:上野吉雄
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
皆さん熱心,早朝にもかかわらず(遅刻もありましたが)38人が雪霊水に集合しました.それぞれ自己紹介のあと,さっそくクロツグミの声,ミソサザイは今年もすぐそばで鳴いて枝を飛び渡るし,アカショウビンはどうも近くで鳴くんだけれど,姿を確認できず(観察会終了後,ねばって見た人はいます).オオルリは例年のポイントから確認,口パクで高らかにさえずっていました.講師いわく,声のみで種を特定したり,姿を見つけることができるようになるには,やっぱり「場数を踏むこと」.いつもながら,講師の方やハイレベルな参加者の感覚に脱帽.終了近くにはカッコウも鳴き始めました.[や]

今回の報告では,一部の写真を荒木則行氏,藤原俊二氏にご提供頂きました.ありがとうございました.

以下が,今回観察された鳥の一覧です.

ミソサザイ・クロツグミ・オオルリ・アオゲラ・ゴジュウカラ・マミジロ・アカショウビン(声)・コルリ(声)・ヒガラ(声)・カッコウ(声)・ヤマドリ(声)・コガラ(声)・コゲラ(声)・ツツドリ(声)・アオバト(声)・キビタキ(声)・ウグイス(声)

植物

ユキザサ・ウスギヨウラク・ラショウモンカズラ・チゴユリ・リョウメンシダ・ニシキゴロモ・ツボスミレ・トチノキ・ニワトコ・ウリハダカエデ・ウワミズザクラ・クロモジ・イタヤカエデ


まず,マミジロの観察.夏鳥として渡来,♂は眉が白いのが特徴
毎年,ミソサザイはサービス精神旺盛.みんなの目の前でさえずってくれるんです.

オオルリだ.今年も観たぞ!
で,この茂みのあの枝にオオルリがいます.

みんな真剣.あそこ,あそこと同じ方向をむく
ソングポイント.たからかに歌い上げる.まだ若いオオルリ,羽に茶色が残る.

バードウオッチングの正しい姿勢.観察スタイルの見本?
我こそはコルリなり.チッ,チッ,チッと地鳴き3つがポイント.観察会終了後にねばった人の撮影です

先生は質問攻め,このときとばかり質問集中
まとめ,今日観察できた鳥をみんなに報告してもらう.先生チェック


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