西中国山地自然史研究会 観察会
かんじき作り

【案内文】
今年は自作のかんじきで雪上歩きをしませんか?輪にロープを巻きつけるだけで,“マイかんじき”のできあがりです.巻き方は少々難しいですが,先生がじっくり教えてくださいます.これさえあれば,雪が降るのも楽しみな冬になりそうです.
開催日時:12月5日(土) 10:00
集合場所:高原の自然館
準備:工作ができる服装
講師:坂井健作
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館

【報告文】
雨が降りそうな天気の中,今回は7人の参加者が高原センターへ集合しました.子どもの参加者と,取材のため,きたひろネットの方がいましたので,少人数ながら賑やかなスタートとなりました.例年通りカンジキ作りでは,木の枝とロープを使って行います.カンジキの材料や作り方は家々によって違い,坂井先生の家はガマズミを使うそうです.木を輪っか状に曲げる作業は先生が準備され,その輪を参加者がそれぞれ自分に合うものを選びました.次に,片足で8mのロープを使うので,同じ長さのものを一人2本用意します.結構な長さがあるため,子供たちにも手伝ってもらいました.準備ができたので,用意したロープで巻いていきます.この作業がなかなか難しく,男結びなどの変わった結び方もあるため,何度も先生の巻き方を見ながら巻いていきました.巻いては直しを繰り返しながら段々と形になっていくのは楽しく,悩みながらもそれぞれ自分のカンジキが出来上がりました.最後に,出来たカンジキをきたひろネットの方に撮っていただき,終始にぎやかなカンジキ作りとなりました.(しんぽゆうすけ)

【みなさんの印象に残った物】
「みなさんが早く完成されたこと」「カンジキ体験」「おとこむすび(2)」「男結びが難しかった」「みんなでわきあいあい,楽しかったです.」

【参加したみなさんの感想(抜粋)】
「少しでも昔の生活が体験できたこと」「思った以上にステキなカンジキが出来て良かったです」「たのしかった」「雪の中歩きにまた来ます.」「自分で作ったが出来が良かった」「雪以外でもかんじきを使うことや,かんじきに使う木のことなどたくさん知れてよかった.間違えたこともまた楽し.」


今回の講師ははらっぱ米やはらっぱー大根を生産されていることでもおなじみの坂井先生.
先生を取り囲んで輪になり,かんじきがどのように使用されていたかなど興味深いお話を聞く.

まずはロープの準備から.長さを測って着る作業.
先生の手元をみながら,真似てみる.

輪を巻き付けていくことを「さなぐ」という.家によって色々な輪のさなぎかたがあるらしい.
一番難関の男結びにトライ.

片足を終えてもう片足だから,余裕をもって巻き付ける.
できあがりを履いてみる.履き方にもコツがある.

履き心地はどうでしょう?
きたひろネットの取材をうける参加者.