【報告文】
今年で4回目となった,“千町原 夏の草刈り”が行われました.早朝にもかかわらず30名の方が集まってくださいました.山麓庵で受付をすませ,川内さんや前さんのお話を聞き,句碑近くの現地へ移動します.白川学芸員より作業内容や注意点を聞き,いざ作業開始です.今回は三ヶ所に分かれ,オオハンゴンソウの除去,ヨシの刈り取り,木の伐採をしました.オオハンゴウソウの除去は,初めての試みでトラクターに機械をつけたもので刈り取りを行いました.八幡の高木さんが提案・実行をしてくださいました.おかげで短時間で広範囲の刈り取りができました.ヨシの刈り取りは,精鋭草刈り隊2名が手早く動き,午前中の前半で大方の刈り取りが終了しました.その他の参加者で,木の伐採を中心に,草刈り,草集めを行いました.以前から木の侵入と成長が気になっていた場所で,今回はこの場所を草原にもどすための作業を行いました.作業に慣れている参加者が多く,どんどんと作業が進みました.休憩時には作業の途中で見つけた鳥の巣やクモの巣がエイドに持ち込まれ,参加者のみなさんから楽しい話を聞くことができました.また草刈り隊の中では機械談議も行われていたようです.お楽しみのおやつは,毎年恒例のスイカはもちろん,冷え冷えの八幡産の完熟トマトとキュウリが大人気でした.高木さん,美味しい提案をありがとうございました.一方,こどもの参加者のためのキッズプログラムも行われ,草原を歩き,キッズたちは楽しく満足気な表情をしていました. とても暑い日が続いた中での開催だったので,天候やみなさんの体調が気になっていましたが,ケガや事故もなく無事草刈りは終了しました.仕上げに出された八幡の手作り甘酒が,疲れた体にはぴったりの甘みでした.山麓庵でのお弁当タイムでは,涼をとり,仲間たちと充実感を味わえるぜいたくな時間でした. 毎年継続して作業を行い,草原を保全していくことはたくさんの人の協力なしでは行えません.お仕事や用事で参加できなかった方もいることでしょう.みなさんの自然への想い,草原への関心などの大きな気持ちを感じながら,今回も草刈りが行えたことに感謝します.物品を貸し出してくださったカキツバタの里作り実行委員会,八幡小学校にはお礼申し上げます.(こうのやよい)
※写真提供:有光真教さん,越岡真喜子さん,佐久間智子さん
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