西中国山地自然史研究会 観察会
千町原の草刈り 秋

【案内文】
千町原の環境保全活動を手伝っていただけるボランティアを募集しています.作業内容は防火帯づくりで,樹木の伐採,草刈りと刈った草木の整理です.今回もキッズプログラムを用意しますので,小さなお子さんも安心してご参加ください.天候によっては寒いことがありますので,防寒をしっかりしてきて下さい.
開催日時:11月23日(水) 8:00
集合場所:高原の自然館
準備:作業セットなど(別途案内)
講師:
定員数:
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館

【報告文】
2005年から始められた千町原の草刈りも今回で7回目.89名の参加者が集まりました.前日まで雨でお天気が心配されましたがなんとか雨は上がり,安堵しました.朝早くにも関わらず,地元から,広島県内,島根県,山口県,岡山県と遠方からの参加もあり,とても心強いメンバーで草刈りをしました.
今回は恒例のキッズプログラムに加え,千町原の草資源がどれくらいあるのかという調査班も編成され,盛りだくさんな内容です.3班にわかれ,防火帯作り,木の伐採,ヨシ原の草刈りと作業を進めます.顔なじみも増え,班の中での交流も生まれているようでした. 白川学芸員からの草刈りの必要性や作業の進め方の話を聞く参加者の表情は真剣でした.安全第一に,そして楽しく継続できる草刈りが目標です.その意識を高めていざ作業に入ります.
まずは機械隊が入り,機械が遠ざかったところで草集め隊が作業に入ります.年々その連携がうまくなっている気がして,頼もしく感じます.休憩時に飲みものを運ぶ係を担当していただいた方のフットワークの軽さにも驚きました.また,今回も荒木カメラマン,越岡カメラマンが作業の様子やみなさんの表情をさまざまな角度から撮ってくださいました.民宿のお母さんたちは前日から仕込みをして.当日の昼食を準備してくださいました.八幡の坂井さんが作ったはらっぱー米とはらっぱー大根を使った炊き込みごはん,豚汁,大根の炊いたん,お漬け物とたっぷりおいしいものをいただきました.
昼からも作業に戻り,汗を流しました.終わってみると数時間の作業でこんなに進んだのかーと驚きうれしくなるような光景が広がっていました.人の力ってすごいですね.最後に全員で記念写真を撮り,解散となりました.アンケートも実施し,次につなげるご意見もたくさんいただきました.ご協力ありがとうございます. 八幡の前さんが開催してくださった仕上げもあり,ラム肉の焼き肉をいただきました.ラム肉もそこから生まれる会話も大変にごちそうでした.
毎回実感しますが,千町原の草原保全活動は,たくさんの方に支えられています.繰り返しますが,安全第一に,そして楽しく続けていきましょう.次は春に火入れをします.また千町原でお会いしましょう.[こうのやよい]

寒空の下に続々集まる参加者.雨が降りませんように.
久々にあった刈り友としばし歓談.

受付開始.
道具類もスタンバイ.

ウエルカムコーヒーコーナー,にぎわう.
今回初登場のタンブラーのお知らせ.どんな商品なんだろう?

ふたがついているので持ち運びも便利.今回はナデシコカラーで発売.
集合してまずはご挨拶から,

白川学芸員より作業の説明.目的や内容をしっかり聞くことが大切.
1班班長は八幡の川内さん.

2班班長は八幡の前さん.
3班班長は西中国山地自然史研究会の暮町先生.

持ち場へ移動.にこやかな表情がいい!!
刈られた草を集めて,運ぶ.意外に重労働.

千町原のシンボルツリー,ヤマナラシも静かに見守る.
草をどけて,防火帯の出来上がり.

作業が進むうちに青空も見えてきた.
調査の成果をみてうれしそうな白川学芸員.

はらっぱー米とはらっぱー大根の産者の坂井さんも参加.いつもにこやか,楽しいお話を聞かせてくださる.
草刈りの舞台裏.ここでおいしい昼食が準備される.

機械隊も残す木を上手によけながらヨシ刈り.
ヨシ原が短時間できれいになった,枝や草をリレーの要領でどんどん運んできて,手際がとてもよかった.

キッズたちの作品作り.何をどう使うか悩むなぁ.
ベビーちゃんも参加.

大根の炊いたん大人気.おひとりひとつですよ〜.
暖かいいろりを囲んで,仲間とごはん.

冷えた体にうれしいお汁とごはん.漬け物は毎回大人気.
昼食中の荒木カメラマンを発見.

お昼の部開始.気を引き締めて,とりかかろう.
ふたりでおしゃべり.小さな交流がここにも.

キッズたちは調査のお手伝いも.
作業の様子を知らせてくれたり,アメを配ってくれるお姉ちゃん.頼もしい!

大きな木はチェンソーを使って切る.
キッズプログラムの今日の成果をご披露.はらっぱーも一緒に.