【報告文】
2005年から始められた千町原の草刈りも今回で7回目.89名の参加者が集まりました.前日まで雨でお天気が心配されましたがなんとか雨は上がり,安堵しました.朝早くにも関わらず,地元から,広島県内,島根県,山口県,岡山県と遠方からの参加もあり,とても心強いメンバーで草刈りをしました.
今回は恒例のキッズプログラムに加え,千町原の草資源がどれくらいあるのかという調査班も編成され,盛りだくさんな内容です.3班にわかれ,防火帯作り,木の伐採,ヨシ原の草刈りと作業を進めます.顔なじみも増え,班の中での交流も生まれているようでした.
白川学芸員からの草刈りの必要性や作業の進め方の話を聞く参加者の表情は真剣でした.安全第一に,そして楽しく継続できる草刈りが目標です.その意識を高めていざ作業に入ります.
まずは機械隊が入り,機械が遠ざかったところで草集め隊が作業に入ります.年々その連携がうまくなっている気がして,頼もしく感じます.休憩時に飲みものを運ぶ係を担当していただいた方のフットワークの軽さにも驚きました.また,今回も荒木カメラマン,越岡カメラマンが作業の様子やみなさんの表情をさまざまな角度から撮ってくださいました.民宿のお母さんたちは前日から仕込みをして.当日の昼食を準備してくださいました.八幡の坂井さんが作ったはらっぱー米とはらっぱー大根を使った炊き込みごはん,豚汁,大根の炊いたん,お漬け物とたっぷりおいしいものをいただきました.
昼からも作業に戻り,汗を流しました.終わってみると数時間の作業でこんなに進んだのかーと驚きうれしくなるような光景が広がっていました.人の力ってすごいですね.最後に全員で記念写真を撮り,解散となりました.アンケートも実施し,次につなげるご意見もたくさんいただきました.ご協力ありがとうございます.
八幡の前さんが開催してくださった仕上げもあり,ラム肉の焼き肉をいただきました.ラム肉もそこから生まれる会話も大変にごちそうでした.
毎回実感しますが,千町原の草原保全活動は,たくさんの方に支えられています.繰り返しますが,安全第一に,そして楽しく続けていきましょう.次は春に火入れをします.また千町原でお会いしましょう.[こうのやよい] |