西中国山地自然史研究会 観察会
オープン記念観察会〜早春の植物と動物〜

【案内文】
冬眠から目覚めた自然館に集い,八幡の春を一緒に感じてみませんか?今シーズン第一回目の観察会では,早春の植物と動物の痕跡を見て歩きます.なお,当日は観察会終了後に研究会の活動についての話し合いもする予定です.
開催日時:4月29日(月) 9:30
集合場所:高原の自然館
準備:弁当(かりお茶屋も営業しています.),水筒,雨具,双眼鏡,ルーペ等
講師:上野 吉雄,斉藤 隆登
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
高原の自然館の本格オープンを記念して行われた4月29日の観察会では,自然館から二川キャンプ場まで歩きながら観察をしました.まだ空気も寒く,木々もやっと芽吹きはじめたという時期でしたが,オオタチツボスミレやリュウキンカ,コブシ,シロバナタンポポなど,春を告げる花が見られました.水路では止水生小型サンショウウオ・カスミサンショウウオの幼生や卵を観察できました.キャンプ場付近ではツキノワグマの食痕ヤバイケイソウの力強い芽生えが見られ,確実に季節が移っていることを感じる観察会でした.[し]

春の曇り空の下,自然館から二川キャンプ場まで歩きました.
道路の側溝で見つかったジムグリ.日陰にひそみ,ネズミなどの巣に潜って捕食するため,普段は見ることが少ない.

草地で他の花に先駆けて咲くミツバツチグリ.
湿地ではカスミサンショウウオの卵塊が見つかった.

卵塊の中ではは,かなり発生が進んでいました.
図鑑を使ってサンショウウオの説明をする上野先生.

湿地に並んで芽生える姿がオブジェのようなバイケイソウの群生.
湿原に春を告げる花,リュウキンカがひっそりと咲いていた.


過去の活動記録を見る

2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002

トップページ利用案内イベント情報出版物自然史研究会
ニュースレターリンクサイトマップ

Copyright 2002-2011