西中国山地自然史研究会 調査活動
両生類の産卵調査

【案内文】
今年度第一回目の活動は,土嶽エリアで行います.水たまりなどに産卵されている卵を調べることで,両生類にとっての土嶽エリアの環境を考えてみましょう.
開催日時:4月27日(日) 9:00
集合場所:高原の自然館
準備:弁当,水筒,ルーペ,筆記用具等
講師:内藤 順一
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
まだ寒さが残る中,23名が参加して行われました.昨年の植生調査に引き続き,今回は調整類の調査です.講師が一方的に話して,参加者がそれを聞くといういつもの観察会とは違って,自分で進む道を決めて卵を探すという今回の調査は,どこか宝探しに似た楽しさがありました.最後に皆さんの結果をまとめてみると,やはり道路と水路に挟まれた場所では全く産卵が見られず,これらの構造物が両生類の生態に大きな影響を与えていることがわかりました.

今年最初の活動.まずは会長の挨拶.
今日の講師は内藤先生.

自然館の展示で,まずは予習.
二川キャンプ場で,毎年実績のある場所を探す.

オオカメノキが花盛りでした.
ショウジョウバカマは春の代表的な植物の一つ.

みんなの期待がこもった視線が集中.
カスミサンショウウオの卵発見!

撮影会.
具体的な産卵場所の環境を現地で解説.

そしていよいよ調査開始.
山際の小水路で産卵を確認.

沢沿いに咲くコチャルメルソウ.
ブナ林の要素,エンレイソウ.

こちらは花が赤くない.
これも春のブナ林を代表する花,ミヤマカタバミ.

水路の近くはひどく乾燥していて,サンショウウオが産卵できそうな場所は無い.
小さな沢で産卵を確認.

親がまだいた!
ダイジな調査結果.

島津先生の解説.
土嶽では道路際に設けられた側溝の排水舛で産卵が多い.

ここでも産卵が見られた.
卵嚢の中ではかなり発生が進んでいた.


過去の活動記録を見る

2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002

トップページ利用案内イベント情報出版物自然史研究会
ニュースレターリンクサイトマップ

Copyright 2002-2011