西中国山地自然史研究会 観察会
早春のブナ林

【案内文】
今月は,苅尾山で二つの観察会を予定しています.新緑のブナ林を満喫しましょう!
開催日時:5月11日(日) 9:00
集合場所:高原の自然館
準備:弁当,水筒,ルーペ,筆記用具等
講師:和田 秀次
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
かなり強い雨が降っており,特に広島市内では豪雨だったため,キャンセルされる方が相次いだのですが,集まった方はやるき満々.14人でのこぢんまりとした観察会になりました.朝には心配だった雨も,森林の中に入るとそれほど気にならず,むしろブナ林の雰囲気を演出してくれているようでした.また,今回はじめての試みとして,無線で講師の声を受信できるレシーバーを使ってみました.参加者は,耳にセットしたイヤフォンを通して解説を聞くので,カッパが雨をはじく音に邪魔されずにお話を聞くことができました.かえって講師が緊張してしまい,冗談がいつもの1/10になってしまったようですが・・・.[し]

まずは高原の自然館で,展示を使ってブナ林の解説.
和田先生のお話.

みなさん興味深そうに聞いておられた.
春のブナ林は光がたくさん入ってくる.

ブナ林には霧がよく似合う.
ブナの幹には地衣類などが着生し,まだら模様ができる.

苅尾山の山頂で記念撮影.
山頂から西へ,上層木の無い尾根を歩く.

雨もなんのその.
始終雨でしたが,マイクと無線のレシーバーが活躍して,先生の話は良く聞こえた.

苅尾のブナ林は後継樹が少ないと言われている.
倒木によるギャップ(林の隙間).このようなギャップができると,それまで日陰で成長していた若いブナやミズナラなどがまた林冠を埋める.

トチノキの展葉は驚くほど鮮やかな色.
シダの芽生え,二人.

ウリハダカエデが花盛り.写真は雄株.
雪霊水ではブチサンショウウオも観察できた.


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