西中国山地自然史研究会 観察会
湿原の植物と昆虫

【案内文】
八幡高原の短い夏は,湿原が多くの生命であふれる季節です.今回の観察会では夏の八幡湿原に生育する昆虫と植物を観察します.
開催日時:7月6日(日) 10:00
集合場所:高原の自然館
準備:弁当,水筒,ルーペ,筆記用具等
講師:岩見 潤治,暮町 昌保,斉藤 隆登,和田 秀次
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
あいにくの雨模様でしたが,24人の参加者に4人の講師というにぎやかな観察会になりました.植物では,ノハナショウブ,ハンカイソウ,ミズチドリ,クサレダマ,ウメモドキ,バイケイソウ,といった,湿地を代表する植物のほか,ゴウソ,ミクリ,サンカクイなど,普段は見過ごしてしまいそうな植物も観察しました.昆虫の方は雨のせいか冷夏のせいか,数が少なかったように感じました.[し]

湿原の入り口ではクモキリソウ(ラン科)が見られた.
ツクシミノボロスゲについて説明する斉藤先生.

道沿いにある小さな湿原植生に注目.
まさに今から開こうとするノハナショウブ.

新川ため池(尾崎沼)の堰堤.ここでは乾性草地の植物と湿地の植物の両方が見られる.
環境省のレッドデータブックにも登録されているミクリ.

このサワヒヨドリは鮮やかな色だった.
ヤマウルシがたくさんの実をつけていた.

尾崎沼のまわりにはヤマウルシなど,明るい二次林性の低木が多い.
ガマズミの実は,もう色づきはじめている.

アドリブで解説をはじめる大竹さん.さすがプロ.
解説もそっちのけで何を見つけた?

コシアブラの幹に着いた地衣類.
生い茂る草のなかをずんすん進む.もちろん木道を.

夏の低層湿原を代表する花の一つ.ハンカイソウ.
ササユリの小径は,ユリの強い香りで満たされていた.

ササユリが花盛り.
今年もオカトラノオがきれいだった.

解説をする岩見先生.見つけたのはトンボ?
葉がウメに似ると言われるが,花もよく見るときれいなウメモドキ.

りんご味のガムの匂いがするオオヘリカメムシ.


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