西中国山地自然史研究会 湿原の復元
土嶽湿原の復元作業

【案内文】
今年3度目の調査活動では,土嶽湿原の秋の植生を調べます.夏に暑い日が続いた2002年に比べ,冷夏だった2003年は植生に変化があるのでしょうか?また,昨年行った整備の効果のほどは?そんなことをテーマに調査を行います.
開催日時:9月21日(日) 9:00
集合場所:八幡高原センター
準備:長靴,弁当,水筒,ルーペ,筆記用具等,図鑑など. ※ かりお茶屋もご利用できます.
講師:白川 勝信
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
すばらしい秋晴れの空の下,19人で調査を行いました.午前中は,西中国山地自然史研究会で調査を行う意義やその主旨についてしらかわから説明しました.前回はいきなり調査をはじめたのですが,やはり「なぜこんなことをやっているのか」ということを知っておいて頂きたかったので,せっかくのお天気ですが,ちょっと室内で話を聴いて頂きました.調査をはじめたのは10:00.2時間という短い時間でしたが,各班とも4〜6プロットを調査することができました.お天気が良く,涼しい風が吹いて,本当に良い季候でした.調査終了後には,少しだけ広島県が設置した地下水の調査装置を見て頂きました.お昼ごはんを食べた後は八幡高原センターで同定大会&標本作製.今回は,自然館で実際に行っている標本の作り方や管理の方法について説明しました(この方法は,こちらで一部公開しています).同定も標本作製も,みなさん楽しくやっていただいたようです.今回もたくさんの人に手伝っていただいて,大きなケガもなく,貴重なデータが集まりました.このデータはしっかり集計して,有効に使えるようにします.参加してくださったみなさん,おつかれさまでした.[し]
なお,今回の報告は広森氏,荒木氏に写真をご提供頂きました.thanx!

まずはじめに趣旨説明.
八幡湿原の話や,自然再生事業とはなにか,ということを説明し,西中国山地自然史研究会の果たす役割について述べました.

外はまさに秋晴れの極上天気.
ススキも真っ白な穂をたなびかせていました.

1班の調査地は,もっとも湿原らしい場所.
2班はヨシなどの生える場所.ハンノキも見られました.

3班はかなり乾燥した林の下.被陰された植物がたくさんで,タイヘンそうでした.
4班はノイバラの藪.とにかく手を伸ばして高さを測るのも一苦労でした.

5班はやや湿った林の下.「精鋭揃いだった(荒木氏 談)」そうです.
お昼のあとは再び八幡高原センターへ.新聞を読んでいるのではなく,標本の作り方・実践編です.

新聞を破って標本を挟む紙を作ります.まずは小さくビリリ.
両手に持って開くと,キレイに裂けます.

楽しく同定.
詳しく解説.

シダの検索はナカナカ難しい.
互いに質問できるのも楽しみのひとつです.

最後の後かたづけもやっていただきました.ありがとうございました.
1班のみなさん.

2班のみなさん.
3班のみなさん.

4班.(注:しらかわもこの班でした)
5班のみなさん.

みなさんおつかれさまでした.


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