西中国山地自然史研究会 観察会
雲月山の植物

【案内文】
今回の観察会では,秋の野原に咲く植物を観察します.雲月山は近年まで野焼きが行われていたために,草原の植物が比較的多く残っています.人間社会の変化と植物の減少についてのお話も聞けることでしょう.
開催日時:9月28日(日) 10:00
集合場所:芸北町民文化ホール
準備:弁当,ルーペ,筆記用具等
講師:暮町 昌保,斉藤 隆登,和田 秀次
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
予定していた二人の講師の方々の都合がつかず,和田さん一人のみ.しかしそこは自然史研究会の人脈の広さ,参加者の中には講師足りうる人,多々.青空のもと,参加定員いっぱいの30名でした.まず,雲月山の草原としての利用の歴史から,たたら製鉄の跡,採草地,若草焼きなど.外観の全体をつかんでから,展望台トイレ横より階段を下りるコース.とにかくアップダウンの激しい山で標高911.8mでもあなどれない.ぐるり周回すると昼食もはさんで解散は14:30.皆さん翌日の筋肉痛はなかったでしょうか?今日の目標の一つは秋の七草をいくつ見つけられるか,ということ.ハギ・ススキ・ナデシコ・クズ・オミナエシあり,キキョウ・フジバカマは無し.ワレモコウ・センブリ・ツルリンドウ・アキノキリンソウ・ツリガネニンジン・オタカラコウ・ツリフネソウ・マツムシソウ・キバナアキギリ・フシグロセンノウ・キクバヤマボクチ・オケラ・リュウノウギク・シラヤマギク...秋晴れのもと,多くの草花に出会えて楽しい観察会でした.[の]
今回の報告では,一部の写真を荒木氏にご提供頂きました.ありがとうございました.

予定では講師3人でしたが,今日は都合で和田先生のみ.
定員いっぱいの参加でした.

山の全体の様相を見る.
たたら製鉄・採草地・山焼きなど歴史について語る和田先生.

階段を下りると少し広場があって,これからまた登り道.
足元にはセンブリなど.

キクバヤマボクチ,地方によってはウラジロといって餅の包みにするとか.
山頂はたいへんなにぎわいで,こんなに多くの登山客の来る山とは知らなかった.

ツルリンドウが,開花してお出迎え.
アキノキリンソウ.

ツクシコゴメグサ,かわいい.
下ると登らないと,そしてまた下る.

マツムシソウは草刈されて背の低いものもあり.
オトコヨモギの特徴は・・・と熱心に聞く.

ヤマハッカ.
オケラ〜,見て見てとみんなおおさわぎ

ススキの原,銀の草原
歩く速度もいろいろで,長くなったり,短くなったり.

草原にたたずむ.
降りたと思ったら,また目の前にそびえる山.

後方の稜線ずっと歩いて来たんです.
駐車場までの道すがらも観察会・撮影会.

長時間,ごくろうさまでした.これに懲りずに,また観察会でお会いしましょう.


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