西中国山地自然史研究会 ワークショップ
土嶽湿原の復元

【案内文】
昨年度からはじまった湿原復元への試みが,いよいよ現実のものへと発展しつつあります.今回は,2003年度に行った5回の調査結果を見ながら話し合いをして,広島県に提出する意見をまとめます.みなさんの意見が八幡湿原の未来を築きます.西中国山地の自然に対するあなたの思いを聞かせてください.
13:00- 野外観察会と調査装置の見学会
14:30- 復元に向けての座談会
臥竜山麓公園自然再生事業とは
土嶽地区の現状(今年度の調査結果のまとめ)
どんな湿原を作りたいか?
16:30 解散

開催日時:10月26日(日) 13:00
日程:
 13:00- 野外観察会と調査装置の見学会
 14:30- 復元に向けての座談会
  ・臥竜山麓公園自然再生事業とは
  ・土嶽地区の現状(今年度の調査結果のまとめ)
  ・どんな湿原を作りたいか?
 16:30 解散
集合場所:高原の自然館
準備:山を歩ける服装,長靴,筆記用具等
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール


【報告文】
昨年度から続けてきた湿原復元のための活動の節目となるワークショップであったように思います.午後からの開催で,まずは現地の様子を見て頂くために実際に調査道を歩いて地下水位の調査方法などについて見て頂きました.奥の方には氾濫原湿原があることや,基盤がれきを多く含むことなどが理解できました.調査中にはハイタカがカシラダカに襲いかかる場面も見られました.その後,八幡高原センターに移動しました.八幡高原センターでは,しらかわが土嶽地区の履歴,自然再生事業の概要,今年度行った調査の結果などを照会しました.鳥については上野さんに話して頂きました.これらの設営があったあと,3つの班に分かれて座談会を行いました.テーマは「どのような湿原を復元したいか?」「復元のためには何が必要か?」「西中国山地自然史研究会はどのように関わっていくか?」などでした.30分程度話した後に,全体として意見を集約しました.ここで出された意見は一つにまとめていくのではなく,それぞれの意見をもとに,さらに議論を重ねていきたいと思っています.申し込み数が非常に少なく,開催を心配していましたが,ふたを開けてみれば23人が参加しての参加がありました.当日,自然館に立ち寄って飛び入りで参加してくださった方,山岳会広島支部からの参加など,湿原の復元を進める上で心強い限りです.ワークショップは終わりましたが,湿原の再生にはさらに長い時間が必要です.引き続き協力しながらより良い環境を作っていきましょう.今回の写真も広森さん,荒木さんの撮影されたものを使わせて頂きました.ありがとうございました.[し]

カンボクの実はこんなにキレイ.
地下水位の測定,実践編.

ススキもすっかり穂を開ききっています.
とにかく乾燥した立地ばかり.

川を越えて進む
ハイタカ!

牧場時代の明渠の名残でしょうか.
局所的には湿っていてミズゴケが生育する場所もある.

午後からは室内でお話.
話を聴くというのはナカナカたいへん.

しらかわは植物の話.
上野さんより鳥のお話.

真剣に聞いています.
「自分の考えを話す」というのはけっこうタイヘン.

最後に発表していただきました.


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