西中国山地自然史研究会 観察会
湿原の植物と昆虫

【案内文】
いつ訪れても別の顔を見せてくれる八幡湿原.今年も充実の講師陣で臨みます.
開催日時:7月4日(日) 10:00
集合場所:高原の自然館
準備:山を歩ける服装,弁当,雨具,双眼鏡,ルーペ,図鑑,メモ,おやつ 等
講師:岩見潤治・斎藤隆登・水田國康・和田秀次
定員数:30名人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
台風接近で突風の吹く中,声もかき消されがち,人も飛びそうな観察会には24名の参加がありました.カキツバタ農園前で湿原についての解説があり,林道沿いを植物・昆虫の話を聞きながら,進みました.遅いササユリが香り,オカトラノオが咲き始め,ノハナショウブの清楚さに見とれる.ヒロシマサナエを捕獲,観察後リリース.ツキノワグマの爪痕があり.珍客として,ノウサギが捕獲され,「カワイイ〜」と写真撮影ですが,小さい心臓がバクバクしてるので,これもすぐにリリース.つぼみの物,まだ葉っぱだけのもの,これからが楽しみな,湿原の観察会でした.新川ため池のまわりをぐるり回るのは,この人数では,なかなか難しかったかもしれません.皆さん満足していただけたでしょうか?[の]
以下が,今回観察された植物・昆虫の一覧です.
【植物】ノアザミ・ユウスゲ・ノハナショウブ・クサレダマ・ウツボグサ・ササユリ・ハンカイソウ・バイケイソウ・カキラン・ヤマトミクリ・ジュンサイ・イヌウメモドキ・エゾミソハギ・モウセンゴケ・ノリウツギ・オカトラノオ・クリ・ノギラン・コウホネ・フトイ・カンガレイ・シロバナニガナ・チュウゴクザサ
【昆虫(トンボ)】モノサシトンボ,ノシメトンボ,ヒロシマサナエ,コサナエ,クロスジギンヤンマ,オオヤマトンボ,オニヤンマ,マユタテアカネ,クロイトトンボ,オオイトトンボ,シオカラトンボ,シオヤトンボ,ニシカワトンボ
【昆虫(その他)】オオツノトンボ,トゲカメムシ,ハルゼミ,ゴイシシジミ,オオトビサシガメ,クロヒカゲ,メスグロヒョウモン,ヒメキマダラセセリ,ミヤマチャバネセセリ,ヒメシジミ
【その他】トノサマガエル,シマヘビ,ノウサギ

これから出発です.
自然史研究会,初登場の水田先生

ヤマウルシについて,これが一枚の葉で,羽状複葉.
コシアブラも,これで一枚の葉

ゴイシシジミは幼虫がササに付いたアブラムシを食べる.
虫がとまるとその重さに反応して,受粉のため花粉を出す.

「これはチュウゴクザサ,毛がある.」
バイケイソウ,少しにおう

オミヤンマの抜け殻,反り返って羽化するトンボや真すっぐで羽化するトンボがいて,条件にあった場所の減少で羽化がむずかしくなっている場合もある.
ヤマトミクリ

目玉模様をつけた派手なシャクトリムシ?
古いけど,ツキノワグマの爪痕

ノシメトンボを撮る人,シュレーゲルアオガエルを撮る人
ハンカイソウも全開,カキランもある

キハダの倒木あり.薬用飲み過ぎに効く.
エゾミソハギは毛がある.

モウセンゴケは小さくて,みんな地面にへばりつくようにして,観る.
先生も思わず珍しい物は激写


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