西中国山地自然史研究会 観察会
植物標本とスケッチ

【案内文】
夏の自由研究お手伝い第二弾!
今回は,植物のことを知るために必要な方法を勉強します.野外に出て観察するのは大事なことですが,それだけでは気付かないこともたくさんあります.もっと深く植物を知るために,レベルアップしましょう.世界的に有名な牧野博士もこの八幡で標本を作っています.目指すは明日の牧野富太郎!?
開催日時:8月8日(日) 9:30
集合場所:八幡高原センター
準備:植物.......4つ以上
     ・採取した日付と場所を記録すること
     ・盗掘禁止
     ・標本にしたいものを3つ
     ・スケッチにしたいものを1つ
     ・しおれないように工夫して持ってくる
    新聞紙.......3日分
    ダンボール.....2枚
     ・30cm×45cm以上の大きさ
    鉛筆,弁当,ルーペ,ノート 等
講師:佐久間智子・白川勝信
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
「夏の自由研究お手伝い・・・」ということでご案内したのですが,蓋を開けてみると「夏休みを思い出そう」企画になっていました.8人という小人数も「夏休みの宿題を,友達の家に集まってやっている」という雰囲気でなかなか良かったと思います.普段は説明を聞きながらあれこれと話が飛び交う観察会ですが,今回はみなさん無言のままじっくりと植物を見つめていました.終了を予定していた時刻に,ちょうど小学校のチャイムが鳴り,緊張感がぱっと解けて,スケッチを終えました.ひとつの植物をつぶさに観察することで,今までに無かった観察眼が養われたようです.これから野外に出た時には,植物が少し違って見えるかもしれませんね.[し]

はじめに,標本を作る意味や,どのように活用されるのか,などをスライドを使って説明して頂きました.
本日集められた植物たち.

まずは新聞を準備するところから.
新聞の上に置いてみて,絵の構図を決めるように,標本にする部位を探します.ここはセンスが問われるところ.

お庭からやってきたササユリ.球根(百合根)がみごとです.
小さいものを押すのはちょっとタイヘン.

先生の指導に,真剣に聞き入る参加者.
ツルは押すときれいな標本になります.ウマノスズクサ.

続いてスケッチの時間.みんな本当に真剣で,数十分間,会話も無く,あっという間に過ぎていきました.
小さいものは描くのもタイヘン.

ご夫婦で仲良くスケッチ.いいですね.
みなさん,なかなか手際よく描いておられました.

ユリノキ
エノキ

ブナ
メヒシバ.イネ科を選ぶところが渋い!

コアカソ
イヌホオズキsp.

ツユクサ
・・・.

スケッチが終わった後には,仮押ししておいた標本を見ながら,少しずつ形を修正しました.
これも真剣.

植物を手にとって見ていると,ついつい話がはずんでしまいますね.


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