西中国山地自然史研究会 共催行事
千町原に草原を取り戻そう!

【案内文】
長い間草原が維持されてきた千町原が,今,樹林に変わりつつあります.草原が樹林に変わるということは,単純に景観が変化するということだけでなく,そこに住んでいる「草原特有の生物」も住みかを失うことになります.人と関わりながら育てられた自然を守るために,行動を起こしませんか?草刈り機やのこぎりが無くても,切った木を運んだり,作業はいくらでもあります.力を貸してください!
※ 昼食・保険の手配がありますので,必ず参加申し込みをしてください.
開催日時:11月23日(水) 9:30
集合場所:高原の自然館
準備:作業のできる服装,軍手,草刈り機・のこぎり(あれば)
参加費:500円(昼食代,保険料を含む)
定員数:30名人
主催:八幡地区住民有志
協力:
八幡湿原を守る会,カキツバタの里づくり実行委員会,芸北自然保護レンジャー,かりお茶屋(ぶなの里),西中国山地自然史研究会,高原の自然館,芸北町民文化ホール

【報告文】
2004年11月23日.千町原の空は雲一つ無い晴天に恵まれました.集合場所の高原の自然館には,9:00前からぽつりぽつりと人が集まってきました.どの人も,作業着に草刈り機やチェーンソーを携え,やる気は満々です.川内会長の挨拶,しらかわからの説明が済み,いよいよ開始となると,ぐんぐんと作業が進んでいきます.「仕事は多人数」と地元の坂井さんがつぶやいていました.今日が最後の営業日となるかりお茶屋にお願いしたお昼ご飯は舞茸ご飯と豚汁.これも好評のようでした.午後からはチェーンソーを使って樹木も伐採.はじめに考えていたほどには進みませんでしたが,千町原の丘の上に立って見おろす景色は,作業前の風景とはかなり違っているようでした.何より,伐採作業に参加されたみなさんにとって,千町原の草原が「意味のある風景」として目に映るようになったようです.飲み物の準備,作業工程,伐採した木や草の処理方法など,計画者の方で至らなかった部分が目につきましたが,これは次回への課題としたいと思います.まずは,千町原を草原にしていくための第一歩.小さな一歩ですが,大きな意味のある一歩を43人の参加者・本部・炊き出し・記録係のみんなで踏み出しました.[し]

今回の記録を荒木則行さんにしていただきました.ありがとうございました.


受付本部を柳崎さんにやってもらった.ここが肝心.
はじめに,地元を代表して 八幡地区ふるさと自慢運動推進協議会 会長 兼 かきつばたの里づくり実行委員会 会長の川内さんからご挨拶.

続いて,しらかわから手順の説明.
そして,やっぱり地元の人から細かい指示が入る.

かき集めるための道具は,地元の方が持ってきてくださったものに加え,芸北町が購入したものを使った.
千町原に到着した「かき集め隊」.

なかなかたのもしい
かき集め作業開始!

大勢でやると,すごい力になる
千町原の景観が,少しずつ変わっていく

はじめての刈払い機.「ダイジョウブかなぁ・・・」
三人がかりでノイバラの大株に挑む.

整然と進む刈払い隊
休憩中も話は絶えない

ススキがどんどん集まる.
天晴れな秋空.

お昼までの間に,草の山がこんなにできた.
お昼は山麓庵で舞茸飯と豚汁.

みんなで食べる仕事飯がウマイ.
午後の作業前の,のどかなひととき.

毎日作業をしているから,刈払い機を持つ姿が板に付いている.
今後のキモとなる軽トラが登場.

刈ったススキをとにかく集める.
作業は休み休みが肝心.

こうして運ばれたススキは,たい肥にされ,八幡高原野菜になる.まさに循環型環境保全のはじまり.
「倒れるぞ〜!」

休憩で飲む水はなんともオイシイ.
働いたあとの水分補給.

これから作られていく草原の風景に想いを馳せて.
千町原刈り取りを強く訴えていた武藤さん.

刈り取った草の上は,なんとも心地よい.
大物が倒れた.

小さな二人もボランティア.
小さい手でも小さい作業.

大きな手は大きな作業
「こんな木も切りました!」

大きな手で小さな作業?
残す木にはピンクテープが巻かれた.

刈草の山が一つ増えるごとに,徐々に草原が拡がることが実感できる.
どんどん積み込まれる草.「おいしい野菜にな〜れ」

最後はみんなで運び隊.
切り倒した樹木を一カ所に集めた.

何度も往復して,どんどん木が集まってくる.
大勢の力というのは本当にすごい.

いとも軽そうに運ぶ人もいる.
まとめをするころには,太陽は大きく西に傾いていた.

今年活躍した人たち.(さすがプロカメラマン.しっかりと自分も写り込んでいます:)


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