西中国山地自然史研究会 観察会
湿原の植物観察会

【案内文】
八幡を代表する植生の一つが湿原です.気温が最も高くなるこの時期,湿原でも様々な植物が花を付けます.今回は,例年よりも3週間ほどずらしての開催です.さて,どんな違いが見られるのでしょうか?
開催日時:7月31日(日) 9:30
集合場所:高原の自然館
準備:山を歩ける服装,弁当,雨具,ルーペ,図鑑,メモ,おやつ 等
講師:佐久間智子・白川勝信
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北文化ホール

【報告文】
朝から雨が土砂降りの中.参加者の皆さんは不安そうな顔で自然館に集まってこられました.観察会の開始の頃になると小雨になり.色とりどりのカッパを着た名の参加者の方と.尾崎谷湿原へと出発しました.今回の講師はみなさんおなじみの白川先生.佐久間先生です.始めに.手の5本指を湿原に例えて.湿原の成り立ち・もろさ・重要性などのお話を聞き.湿原周りを歩きました.目についた植物の名前を聞いたり.植物の葉の生え方を教えてもらったり.湿地の植物の特性のお話を聞いたりで.あっという間の1時間半でした.今回の参加者の方は熱心な方が多く.メモをとったり.質問もたくさんとびかっていました.個人的には「ゼンカイでもハンカイソウ」という名前の覚え方がおもしろかったです.[こうの]
今回の写真は広森幹一さんに提供していただきました.広森さん,ありがとうございました.

湿原に行く前に,八幡の盆地を見渡しながら,かつての湖を想像した.
尾崎谷湿原に到着.

湿原に行く途中にもいろいろな植物を観察した.
今立っている通路も湿原の水脈を分断している.

道の脇の小さな湿地でも植物を観察.
看板を使って,尾崎沼の成り立ちとそれに伴う湿原の変遷を紹介.

堰堤にてモウセンゴケの繁殖戦略についてお話.
この八幡湿原をいつまでも残していきたいものだ.

池のまわりの歩道を歩く.ここはヤマウルシが多いので頭上注意.
最近は,草刈りをしてくださっているのでササユリが多く見られる.そんなわけで,ササユリの生活史など.

木道の奥には明るいカラマツ植林が見える.
奥尾崎谷湿原.ここはアブラガヤとヌマガヤが多い,広がりのある景色.

参加者からもぽつぽつと説明が入る.
折り返しを過ぎて水際を歩く.

堰堤に戻ってきたところで本日のまとめと質問の時間.雨はすっかり上がって暑いくらいだった.


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