西中国山地自然史研究会 観察会
巣箱づくり

【案内文】
野外で野鳥を観察するのは困難なことですが,小鳥が入る巣箱を掛けると観察しやすくなります.今回は,比較的よく巣箱を利用するシジュウカラやヤマガラなどの小鳥の巣箱を作ります.1枚の板を切り出して作るので子どもさんにも簡単に作れます.夏休みの自由工作にいかがですか?
開催日時:8月21日(日) 9:30
集合場所:八幡高原センター
準備:作業のできる服装,弁当,メモ,おやつ 等
講師:上野吉雄・暮町昌保
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北文化ホール

【報告文】
八幡では久々の雨の中,夏休み中の観察会ということで,23名の参加者がありました.そのうち14名が子供の参加者だったため,とてもにぎやかに観察会はスタートしました.
まず暮町先生から,巣箱作りについてお話があり,参加者は熱心に聞いていました.巣箱を設置するとどんな効果があるかというと,鳥を観察できることはもちろん,鳥が虫を食べてくれることによって,(虫の駆除のための)薬を使わなくてもいい,というメリットがあるようです.
今回の巣箱は,シジュウガラ・ヤマガラ用ということで,穴の大きさは2.9?と設定し,スギの板を使用しました.
最初は板を寸法通りに計り,印をつけ,ノコギリで切る作業に取りかかりました.普段使うことのない,サシガネ・ノコギリの使い方から教わり,切り出しも一苦労.正直息があがりました….
次は切った部品を組み立て,釘を打ちましたがこれがまた一苦労.スギは割れやすいため,一度ドリルなどで穴をあけ,そこへ釘を打ち込みました.余裕ができたところで周囲をみると,子供のほうが手早く作業しているのには感心しました.屋根をかけるところが難しく,助けを求める声,やり直す姿もみられました.
時間はかかりましたが,全員作り終え,大満足顔!!
最後に暮町先生,そして飛び入りで参加された上野先生に,巣箱の設置方法についてお話を聞きました.巣箱をかける場所は,3~4mの高さの所で縄張りがあるため50m以上は離すこと.だいたい4月から9月に鳥は2回巣作りをするので,それが終わると巣の中を掃除するようにとのこと.冬は1羽だけが巣箱に入るようです.
親子での参加,子供だけでの参加,いろいろな取り合わせでしたが参加者全員で協力できた巣箱作りでした.巣箱を設置した方,その後の報告お待ちしております![こうの]

暮町先生より,巣箱の果たす役割についてお話を聞く.
作り方のポイントを,実際にやってみせてもらう.

親子で協力して,サイズ通りに印をつける. 頭に巻いた手ぬぐいに,気合いが入っています.
ノコギリを持つのは初めて!! けがをしないように,気をつけて….

できることはチャレンジ!! けっこう力が入ります.
間違えないように,慎重に. サシガネの使い方も,むずかしい.

表情は真剣そのもの!
機械を使えば,仕上がりもキレイで早い! 先生大人気!!

穴を開ける機械です. 今回は2.9cmに設定してあります.
慣れた手つきでトントン. 子供の方が上手かも!?

みんなで協力すれば,はかどるね! ぐらつかないように,固定する事が大切.
小さな手で,大きなカナヅチをトントントン. 見守るお父さんも,笑顔!

まっすぐ釘を打つのにはこつがある? 大人の助けをすこ〜し借りて,がんばっています.
もくもくと作業をしていました. もう少しで完成!?

とても作業が手早い人も. 完成を待つ子供たちの期待に応えて,ラストスパート!
電気ドリルを片手に助っ人参上!! スイスイ仕上がっていきます.

できばえに大満足. 「私もお手伝いしたよ!」
上野先生より,巣箱の設置の仕方・時期を教えていただきました.


過去の活動記録を見る

2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002

トップページ利用案内イベント情報出版物自然史研究会
ニュースレターリンクサイトマップ

Copyright 2002-2011