西中国山地自然史研究会 観察会
深入山の動植物

【案内文】
今年山焼きが再開した雲月山に対し,深入山では毎年山焼きが続けられてきました.当然,そこに成立植生は違ってきます.この観察会では山焼きを続けることによって維持されている草原の植生を観察します.前週に行われる雲月山の観察会と併せて参加するとより楽しいと思いますよ.
開催日時:10月2日(日) 9:30
集合場所:深入山駐車場
準備:山を歩ける服装,弁当,雨具,ルーペ,図鑑,メモ,おやつ 等
講師:和田秀次
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北文化ホール

【報告文】
一週間前の雲月山と比較して,植生がどのように異なるか,というのが今回のテーマでした.かなり強い雨が降っていましたが,雷は鳴っていなかったので決行することにしました.秋の花には少し遅かったようですが,キキョウ・シラヤマギク,ウメバチソウ,アキノキリンソウ,モリアザミ,ハバヤマボクチ,マツムシソウ,フシグロなどの花が見られました.雲月山ではまだつぼみだったセンブリも花を咲かせていました.山頂に着くころには雨が強くなりましたが,なんとか小屋に到着,昼食を取りながらホッとしたひとときでした.下山時には少し雨脚も弱まり,ゆっくり下っていきましたが,林内では花が少なかったようです.ふもとには15:00くらいに到着し,一人ならやめてしまうかもしれない天気でしたが,みんなで歩いて,普段は見られない景色がみられた観察会でした.[し]

駐車場で事前説明と準備運動.
ふもとには,ウメバチソウを保護している場所があるので,じっくり観察できた.

山麓にはドングリを付けるナラ属の樹木が点在する.
コルク質の樹皮を触って確かめる.

今から咲くキキョウ.かわいい.
今年の雨の影響だろうか?登山道にいくつか倒木が見られた.

ずいぶん登ってきた.ここまで来ると高木は見られなくなる.
季節はずれのササユリが咲いていた.

ムラサキセンブリ.
山頂では横殴りの雨が降っていた.

山頂保護のための石積み.
山小屋での昼食.雨脚が強かったので,ほっと一息.

大きなヒキガエルに出会った.
右手にゼリー,左手でヒキガエル・・・.

山頂とは違い,ふもとでは雨が弱かった.


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