【報告文】
午前8時,八幡はパラパラと雨が降っていました.市内から来る人達のことを考えると,中止を決定するならもう電話しないといけませんが,雨の中を歩いてみるのも良いかもしれないと判断し,決行することにしました.すると,開始時刻ごろには雪に変わっていました. 今回は千町原と反対の土嶽の方に歩いていきました.雪がずいぶん溶けていて,木の枝を見ると,かなり高いところにもウサギの食べ痕がありました.これは,ウサギが木に登ったのではなく,枝が雪で押さえられていたためです.雪の影響は多様です.ウサギはイヌザンショウを好んで,ズミやノイバラも食べていました. 土嶽では,八幡湿原自然再生事業の広報担当幹事をしている茂田さんに事業の説明をしていただきました.冬の間はそこが湿原でもノイバラの藪でも,同じ一面の雪景色なのですが,湿原が再生されると,景観はガラリと変わるのでしょう. 水口谷湿原の広い木道を通って千町原の丘の上に着くと,ずいぶん雪が溶けていました.そこでは,ハタネズミの通り道やイノシシのフン,地衣類なども見られました. 悪天なので,お弁当は持たずにおやつだけにしたのですが,終わってみるとトレッキングには良い天気でした.途中から雪は止んだのですが,ずいぶん冷え込んだようで,木の枝にはつららができはじめ,苅尾のブナ林はきれいに樹氷が付いていました.13時を少し回った時間に自然館の前で解散しました.[し] |