西中国山地自然史研究会 観察会
冬の工作「小鳥を呼ぼう,かんじきで歩こう」

【案内文】
冬を前に,工作をしてみましょう.ヤマガラなどの小鳥は,春が来る前に自分の巣を見つけます.今の内に巣箱を作って掛けておけば,ひょっとしたら利用してくれるかもしれません.もう一つのかんじきは,八幡の方を講師に招いて,昔からのやりかたで作ります.この冬は,自作のかんじきでスノートレッキングなんていかがですか?
開催日時:12月9日(日) 10:00
集合場所:八幡高原センター
準備:作業セット,弁当
講師:暮町昌保・坂井健作
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館

【報告文】
初めに鳥の巣箱作りの4名とかんじき作りの8名に分かれてそれぞれの先生に教わりながらの始まりです.巣箱は夫婦2組.まず,すでにできあがった巣を参考に先生の説明を聞きながら,図面を基に,サイズを記入します.久しぶりのノコ使いのためか,なかなか思うようにいかないようです.組み立て釘打ちも,先にドリルで穴を空けていてもうまい具合に打てなかったりと悪戦苦闘の様子でした.先生の親切な直しもあったりとどなたも満足(?)な仕上がりのようでした.後は巣箱設置を設置するだけです.家でバードウオッチングがなるか?
かんじきはすでに木を曲げた状態までは準備され,左右上下を確認の上,思い思いに輪を選びました.そして8mに切ったロープ2本を用意します.まず右足から作りました.ロープは中央で折り,つま先部分にまず掛けて縦横渡します.男結びなるものが,なかなか難しく,先生の手元を確認しながら,左右にもロープを張り,わいわいう~んと悩みながらも片足完成!左は自分で,と言われると,参加者からは「え~」の悲鳴.先生には親切に教えていただきました.巣箱作り組と交代して,後は雪が降るのを楽しみに待つのみです.このかんじきを作る事を八幡では「さなぐ」というそうです.人によってさなぎ方がちがうということですが,地元でもさなげる人が少なくなっているそうです.貴重な体験でした.[や] 【みなさんの印象に残った物】 「おとこむすびがむずかしかったけど覚えられて良かった」「簡単そうでむつかしい」「かんじきがヒモの働きで固定,頑丈になること.先人の知恵」「男結び」「さなぐ」「かんじきをつくったこと」「ワ作成」「むすんだこと」「かんじきをつくるときまいたりするところ」「巣箱づくりで50年ぶりに体験.クギ打ちに苦労しました」 【参加したみなさんの感想(抜粋)】 「作業より頭の体操というかんじでした.」「楽しかった(2).」「子が喜んで作っていた.さぞうれしいのでしょう.」「自分の「輪」ができてうれしいです.」「雪国の知恵の深さを知った(身近な材料を使って).」「むずかしかったけど,おもしろかった.」「大変興味深く良かった.」「むずかしかったです.」「童心にかえりました.」「子どもが少なくて残念でした.地元の先生というのがよかったです.」「スノートレッキングが楽しみです.」「わらぐつorわらじの作成を.」「他にも色々考えて下さい.」「雪山はいくのがたのしみです.」「またやってください.」

鳥組は,まずは板を選ぶところから.
切断線を画いていく.

暮町先生から細かい指導が入る.
線が画けたら切っていく.

輪組は,坂井先生が作った見本を解いてみる.
ロープを測って,切るところからはじめよう.

しっかり測って切っていく.
自分のロープをゲット.

足に合わせた木を選ぶ.


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