西中国山地自然史研究会 観察会
龍頭山の昆虫観察会

【案内文】
去年に続き、豊平地区にある龍頭山で昆虫観察会を行います。なかなか体験することのできないライトトラップでの昆虫観察は、たくさんの昆虫が集まり、眺めているだけでも楽しいです。冷え対策と虫さされ対策をしっかりお願いします。少し夜が遅くなりますが、お子さんの夏休み体験にもぜひおすすめです。
開催日時:8月3日(日) 17:00
集合場所:道の駅 豊平どんぐり村
準備:基本セット
講師:清水健一
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館

【報告文】
可愛川の観察会に引き続き,龍頭山でライトトラップを使用した昆虫観察会を行いました.講師は清水先生です.参加者は小学生4人を含む12名でした.ライトトラップは暗くなってから開始するとのことで,日が落ちるまで,近くの滝を見学にいくことにしました.水の音が暑さを吹き飛ばしてくれるようで,心地よい散策となりました.また,腹ごしらえをしたり,子ども同士は自己紹介をしたり,大人は昆虫や植物の情報交換をしたりと,有意義な待ち時間を過ごしました.ライトトラップとは捕虫用ライトとブラックライトの2種類を点灯し,白い布に集まってくる昆虫を観察する方法です.今回は頂上ではなく,中腹の標高約700mの駐車場で行いました.コガネムシがとても多く,おなじみのオオミズアオ,きれいなアゲハモドキなどが次々と集まってきました.参加者から先生に「これはなんですか?」と質問の嵐でしたが,先生もひとつずつ丁寧に答えてくださり,ガの奥深さにはことさらびっくりしました.子ども達のお目当てのコクワガタやカブトムシが飛んでくると「きたきたー!」と大歓声があがっていました.子ども達はたくさんの虫にびっくりしつつも,清水先生にガとチョウの違いを聞いたり,ガの名前を覚えようと何度も口にしてみたりと,観察会を満喫しているように見えました.2時間ほど観察して終了となりました.最後に清水先生にまとめをしていただき解散となりました.[こうのやよい]
昨年の昆虫観察会は龍頭山山頂直下の駐車場で行いましたが,今回は中腹の駐車場で行いました.飛んでくる虫に違いがあるのか興味がありましたが,まあ,そんなことは置いといて子供達もうれしそうだったし,楽しい観察会ができたものと思っています.子供達のお目当てのクワガタムシは雌が多く,その他コガネムシ類,オオミズアオ,スズメガ類,アゲハモドキ,カマキリモドキ等が人気がありました.その中でも大人でも素手で捕まえるのは,はばかられるほど大きなクチバスズメを鷲づかみにして喜んでいる女の子には驚きました.女の子は年令と共に虫嫌いになっていくようで,お母さんの影響が大きいように思います.これからもずっと虫好きで育ってほしいものです.皆さん帰られた後,日本一大きいかみきりむしシロスジカミキリ,カブトムシの雄,ノコギリクワガタの雄等が飛んできました,子供達の喜ぶ姿がなく残念な思いがしました.いずれにしても,夜も多く虫達が活動していることがお分かり頂けたことと思います.[清水健一]

【みなさんの印象に残った物】
「カブトムシのメスです.大きいのがとれた事」「手づかみでガがとれたので,うれしかったです!」「カナブンが多かった.クワガタもやってきて子ども達はよろこんだ」「大量の虫!!」「アカカシクワガタをつかまえたこと」「たくさん虫を見たこと.」「クワガタとカブトムシ」「カマキリモドキ」

【参加したみなさんの感想(抜粋)】
「時期によっても場所によっても虫の種類にちがいがある事を知りました」「これをやっていつもとりたくなりました.」「昨年と同じ山でも場所が変わるとやってくる虫等もちがう」「ライトトラップは初めてでした.いろんな虫に会えて感動でした.」「またこのかつどうをしたいです.」「カマキリモドキがカマキリにそっくりだったのでおどろきました.」「暗くなるまでの時間も滝に行ったり話をしたりして過ごせて楽しかったです.」「楽しかった」


中腹付近の駐車場に集合し,今日の日程などを説明.日が暮れるまで待ちきれない子どもたち.
待ち時間を利用して駒ヶ滝の見学.涼をもらった.

子どもたち4人は自己紹介.さあ,これで観察会仲間になったぞ〜.
さっそくトンボを捕まえた.

着々と準備される清水先生.
ライトトラップ,準備完了.

光に集まるムシに集まるヒト.
名の通りアゲハチョウのようなアゲハモドキ.キレイ!!

その大きさと白さですぐ覚えられるオオミズアオ.
形が特徴的なスズメガの仲間.

捕まえたムシをすぐさま先生にみてもらう.
写真を撮ったり,ケースにいれて観察したり,先生に名前を聞いたりとそれぞれの視点で楽しんだ.


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