【報告文】
11月18日に八幡で初雪が観測され,積雪も10cmほどあったため,草刈り当日まで開催が危ぶまれましたが,当日までには雪も溶け,お天気にも恵まれました.早朝の集合にもかかわらず,86名のボランティアのみなさんが,元気に集まってくださいました.最初に手順の説明やあいさつがあり,実行委員会からはけがのないよう作業をするようにお話がありました.千町原に移動し,2班に分かれ作業開始です.今回の主な作業は,来春に火を入れる場所の火道作りと苅尾登山口付近の樹木の伐採です.機械で木や草を刈り取ったあと,手作業で運び出すと,とても広い火道ができあがりました.思った以上に早いペースで,作業が進んだようです.お楽しみの昼食は山麓庵でいただきました.八幡民宿組合のみなさんが,前日より準備をしてくださいました.千町原の草刈りで刈り取った草を堆肥にして,低農薬で作ったはらっぱ米,千町原の伐採で出たハンノキを使って作ったナメコと地元の野菜をふんだんに使った豚汁,おなじみはらっぱ大根の煮付け・・と,この草刈り作業当日でしか食べることができないメニューを,おなかいっぱいいただきました.一方,去年に引き続きキッズプログラムも実行されました.8名の子どもたちが落ち葉を集めながら,自然館から千町原まで歩いたり,シーツにススキを詰めて草のお布団を作ったりして,その後オリジナルのはらっぱー紙芝居を読んでもらいました.子どもたちは,走ったり,跳んだり,おしゃべりしたりと草原の魅力を肌で感じながら,楽しく活動していました.お昼からも作業を続け,15時には終了しました.最後に参加者全員で記念撮影をして,すべての作業が終了しました.山麓庵へ戻ると,あったかい餅入りぜんざいが待っていました.今回の感想や次回にむけての話をしながら食べるぜんざいは格別の味でした.事故やケガなく作業を進めることができ,感謝の気持ちでいっぱいです.参加者のみなさん,本当にありがとうございました.これからも千町原の風景や,生き物にとって貴重な生息環境を守ってゆきましょう.また,当日写真を撮ってくださった荒木カメラマン,はらっぱ米を提供下さった坂井さん,テントなどの物品を貸してくださったカキツバタの里づくりのみなさん,昼食や飲み物,ぜんざいの準備をしてくださった八幡民宿組合のみなさん,御協力ありがとうございました.当日の参加が難しいということで,越岡真喜子さんには飲み物やアメの差し入れを,益田市の大坪さんには「資金の一部に」と志をいただきました.みなさんにご紹介するとともに,お礼申し上げます.ありがとうございました.[こうのやよい] |