西中国山地自然史研究会 観察会
野鳥の観察

【案内文】
八幡高原で冬を越す鳥たちを観察します。厳しい冬に鳥たちはどんなものを食べ、どんな生活をしているのでしょうか。草地、湿地と場所を変えて観察します。しっかりと防寒してきてくださいね。
開催日時:12月7日(日) 9:30
集合場所:高原の自然館
準備:基本セット,双眼鏡,フィールドスコープ
講師:上野吉雄
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館

【報告文】
積雪はあるものの晴天に恵まれ,寒さもなんのそので熱心な10名で観察会の始まりです.下見済みの先生についてまずは千町原を通ると,途中キレンジャクを見ることができました.今年の群れは少数グループだそうです.大陸などのえさの状況で越冬数は変わるそうです.それからノスリ.冬鳥で単独行動縄張りを持つので八幡では数羽であろうということでした.八幡では開けたところでネズミを捕食しているのだそうです.今年は霧ヶ谷湿原自然再生地でも見ることができるそうです.集落付近ではハシボソガラス・ハシブトガラス・キジバトが見られ,カラマツの幹でコゲラがちょこちょこしていました.混群でシジュウカラもいました.滝平の公道からはここでもノスリを見ることが出来,ツグミも群れでツルウメモドキを食べていました.ホオジロやヤマガラがチカラシバの実をついばんでいる所を見ることができ,足跡や羽跡が残る雪上の状況を確認することができました.ハタネズミのはい出した穴や足跡も積雪ならではの観察です.先生も4・5年ぶりに見たというコチョウゲンボウも確認し,ここではその他にオオカワラヒワ・アカゲラ・モズ♂・エナガ・ジョウビタキ♀・ハヤブサ・セグロセキレイも観察することができました.霧ヶ谷湿原に移動してここではオオマシコを見ることがでました.雪の中でもたくさんの鳥に出会えて,その他キツネ・タヌキ・イタチ・ウサギの足跡も確認でき,とても楽しく嬉しい気持ちで観察会を終えました.[やなぎざきのぶこ]

【みなさんの印象に残った物】
「オオマシコ(2)」「コチョウゲンボウ」「オオカワラヒワ」「オオマシコ,コチョウゲンボウが見られた事」「見たことのない鳥が見られてよかった」

【参加したみなさんの感想(抜粋)】
「寒い中ご苦労様でした」「たくさんの鳥に会えてこと.」「いろいろな種類の鳥がゆっくり見られてよかったです.」「いっぱい鳥が見れた.うれしい.」「冬鳥・留鳥,たくさん見られた事.大変楽しかったです.ありがとうございました」「いろいろなことが体験できてよかった」


千町原ではキレンジャクを観察.
ヒレンジャクとの違いを図鑑で確認.

滝ノ平を歩いてみよう.
霜の付いた木々がクリスマスツリーみたい.

カンボクの赤い実も氷に包まれていた.
ノウサギの足跡.

陽が射すと,苅尾の峰が輝いていた.
ワシやタカよりも,インコに近縁というハヤブサ.

再生事業が進む霧ヶ谷湿原.
静かにオオマシコを観察.

高原の自然館に戻り,観察した生き物を復習した.


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