西中国山地自然史研究会 湿原再生プロジェクト
秋の植生調査

【案内文】
あぜ波を設置してから2回目の秋です.私達の活動からはじまり,広島県が進めている「八幡湿原再生事業」も,来年度にはいよいよ設計の段階を迎えます.あぜ波のアイデアは設計にも活かされる予定で,この調査による植生の変化は,湿原の再生において貴重な資料になります.専門的な知識は必要ありません.ぜひご参加ください.

※ 談話・懇親会を開きます!
調査の前日に懇親会を開きます.湿原のこと,八幡のこれからのことについてゆっくりお話しませんか?民宿にも泊まれます.9月15日までに申込みをしてください.
開催日時:2005年9月18日(日) 19:00
会場:ぶなの里
参加料:2,000円(宿泊の場合は+4,300円)

開催日時:9月19日(月) 9:30
集合場所:高原の自然館
準備:作業のできる服装,長靴,弁当,雨具,ルーペ,図鑑,メモ,おやつ 等
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館,芸北文化ホール

【報告文】
今回も夏の調査同様,ぶなの里で懇親会を開きました.13人の調査参加者とぶなの里のみなさんなどでおいしくごちそうを戴きながら,植物談義に花が咲きました.話は八幡の自然再生から八幡の将来,はては匹見の植物,来年の観察会までどんどん広がり,とても有意義な懇親会だったと思います.
その翌日は,タープを打つ雨の音で目覚めました.実は,参加者の山場さん,コミヤ君と共にハンモックを使って野営していたのですが,調査を不安にさせる目覚めでした.それでも18名の参加者は元気に自然館に集まってきます.はじめに自然再生事業や調査の目的について説明した後,早速現地に向かい,調査開始です.今回は,ある程度杭を立てて目印を作っておいたのですが,どうしても見つからないプロットもありました.また,種数が増えて時間がかかった斑もありました.ただ,参加者の皆さんも調査に慣れてきて,調査自体は順調に進んだように思います.
昼食を挟んで,午後からは恒例の同定大会と標本作りです.調査の専門家,大竹さんに標本の作り方を解説して頂き,取ってきた標本を同定しながら押しました.一通りの作業が終わる頃,再びの雨音に「そういえば降らなかったなぁ」と気付いた次第です.[し]

今回も懇親会はぶなの里.
プロットを探すコミヤ斑.このプロットでは30種の植物が見られた.

植生調査の風景.続けてやっていると各々の役割が自然と決まってくる.

調査が終了後,標本を集める博物館実習生.
標本の折り方をレクチャーする大竹氏.

山麓庵で種名を調べ,標本に押していく,新聞を読む,む?
大きな標本は折ながら挟む.

今回の発見,エゾアブラガヤ.八幡にはアブラガヤと両方があるようだ.
夏の植生調査もご覧下さい.


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