高原の自然史は北広島町教育委員会が発行する学術雑誌です.菌類から動植物まで多様な生物に関する記載をはじめ,湿原やブナ林の生態,人間活動と自然の関わりという人文社会的な研究までを広く扱っています.西中国山地の自然をより深く理解していただけるよう,多数の貴重な写真とともに最新の研究成果を紹介いたします.研究者だけでなく,自然を愛するすべての人に読んで頂きたい雑誌です.

高原の自然史 第12号の内容

広島県北広島町長者原湿原堆積物の花粉分析
 木村裕子・岡崎宏明・三好教夫

広島県臥龍山麓の維管束植物
 吉野由紀夫・白川勝信・小宮啓吾

広島県北広島町におけるカワシンジュガイの棲息状況
 内藤順一

ブッポウソウの給餌活動の日周変化と餌内容
 松田 賢・長谷川匡弘・上野吉雄

灰塚ダム建設予定地におけるコウノトリの採餌場所とねぐらの分布
 上野吉雄・岩水正志

草地保全活動に伴う木質系バイオマスによる堆肥生産試験
 山場淳史・白川勝信

芸北 草地シンポジウム 草地がつなぐ人・文化・いのち
−シンポジウムと千町原保全活動の記録−

 白川勝信

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